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9月22日:永眠しました(姉代筆)

こちらのブログ主の姉です。

弟は9月22日3:50 に母に見守られて永眠しました。
弟の遺品の中に9月21日まで描かれた絵日記を見つけたので、落ち着いたらアップします。
また、弟は、ガンになった時に得られる公的援助や入院中の便利グッズについてもまとめていたので、紹介したいと思います。
これからも、弟のブログは姉の代筆によってしばらく続きますので、どうぞお付き合いください。

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弟の最期の時に、一緒にいたのは母だけでした。

もう一人の弟、妹、私は間に合いませんでしたが、病院スタッフのおかげで、疼痛コントロールなどもうまくなされ、穏やかな最期だったと、母から聞きました。

弟は医科大学に献体登録してあったため、ドライアイスが使えず、葬儀を早めたので、カナダに住んでいる私は通夜にも葬儀にも間に合うことができませんでしたが、もう一人の弟や妹から通夜や葬儀の様子を聞くことができました。

家族葬のつもりで、椅子を数脚しか用意していなかったら、弟の学生の時の友人やブラスバンド関係の友人がたくさん来てくださり、大慌てしたこと。

絵日記にはあまり熱心なカトリック信者ではないと書いてあったけれど、ガンと付き合っている間も体調がいい時には教会に行って、ミサの時には聖書の朗読などをしていたこと。

葬儀会社の人がお化粧上手で、「誰!?」と思うくらいイケメンに仕上がっていたこと。(姉の欲目ですが、弟は客観的にかなり整っている顔をしていたと思います)。

また、遺品の中からは、誰かに読まれることを意識して書いたと思われる手帳や日記がでてきました。

手帳や日記にわかりやすいようにラベルを貼って欲しかったようなので、そうするつもりです。また、日記や手帳などを遺品として、弟が愛用していたクラリネットとともに、カナダに持って帰ることにしました。

弟は、1年前には自分の遺影を用意し、2年前から葬儀用に積立を始めていました。

あまり命が長くないことはわかっていたようだけど、弟的には30日ほど早く永眠が訪れてしまったようです。けれども、棺の中の弟は「やりきった感」のある満足げな表情だったと聞いています。

コメント

  1. レイです。
    まずは弟さまの安らかなる旅立ちに心よりお祈り申し上げます。
    言葉を選んで絵をまた拝見させて頂いて、お会いすることのなかったブログ主さんのことを考えているうちにコメントするまでに時間が経ってしまいました。
    文も絵も穏やかでそして実直で、キチンとしていることがお好きなお人柄が表れていて…読んでいるこちらが安心する、そんなブログでした。
    お会いして直接感想をお話したかったです。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。
    私も編集者画面に入ってはじめて分かったのですが、思いの外読んでくださる方が多くて、弟はそれだけで励みになっていたと思います。

    それから、弟のここでの名前はリード(クラリネットのリード)だったようです。ブログ自体に慣れていなかったので、自己紹介しないまま、自筆でのブログ記事が終了してしまい、用意周到だけどうっかりさんの弟らしくて、やはりクスリとしてしまいます。

    絵日記を始めたのは6月になってからですが、日記自体はずっと前からつけていて、ところどころに絵も描いてあるので、弟らしさのあるものを選んで掲載できたらなと思っています。

    返信削除

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